食品系展示会で見込み客と名刺交換する方法
食品系企業様 展示会担当者向け展示会成功のためのブログ
食品系展示会で、「試食から名刺交換へつながらない」
とお悩みの担当者様向けの記事です。
<目次>
<食品系展示会 来場者の特徴>
<試食は最後>
<成功している試食の例>
食品系展示会には、調理機器や食材、販促ツールなどを扱う企業が沢山出展しています。
そこで自社をアピールするために、
「試食」
を実施する企業様は多いのではないでしょうか?
・試食で来場者をブースに引き寄せる
そして
・自社の製品やサービスの説明につなげる
このようにイメージされているでしょう。
しかし、イメージと違い
「試食のあとは説明も聞かずにいなくなってしまった!」
という状況が多くありませんか?
そうなんです。
「試食」は人を集めやすいのですが…
上記のように「試食だけで終わる」ことが多々あります。
そこで今回は、失敗例と成功例から、どうすれば
試食→製品説明
につなげられるかを解説していきます。
<食品系展示会 来場者の特徴>
「美味しいものを食べることが嫌い」
という人は少ないと思います。
色々な美味しいものが試食として出される食品系の展示会は…
それを楽しみにしている来場者であふれています。
中には
「あんた企業の人じゃないでしょ!」
と突っ込みたくなる方も多いですね(笑)
そんな中、
「○○の試食です!どうぞ~」
と提供するとどうなるでしょうか?
はい、想像通り
「ありがとう!うん美味しい!じゃあね~」
となります。
このパターンだと、食材がなくなるだけで、出展側にメリットがあまりありません。
私も以前に、ある食品系の展示会でこんな作戦を考えました。
①試食を渡す
②食べている間にプレゼンする
③プレゼン後、名刺交換へつなげる
そして実践してみましたが…
やはり試食後はすぐに立ち去られてしまいました。
その教訓から私は、名刺交換やアンケート獲得に成功している企業を徹底研究しました。
その成功内容を紹介したいと思います。
<試食は最後>
では、成功している企業さまはどんなスタイルを取っているのでしょうか?
私が見たところ、成功している企業は
・デモンストレーションを行い、その最後に試食を出す
という形が多い気がします。
では、具体的に解説していきましょう。
ここでは仮の企業を設定しました。
出展する仮企業は
「厨房機器開発メーカー」で
「食材への火通りが良い調理器具に特化している」
とします。
<成功している試食の例>
①試食があることを来場者に伝える
例)「さあ、これから皆さんには美味しいカレーを試食頂けます!」
「是非お立ち寄りくださいませ!」
この声掛けだけでもかなりの人数が集まってきます。
そして来場者が集まったら、次のステップに進みます。
②製品の説明につながるデモンストレーションを始める
例)「では試食の前にカレーのレシピをご覧いただきます」
「どのように美味しいカレーが出来ていくのかをお楽しみください!」
「もちろん、最後は美味しいカレーが出てきますよ~」
「ちなみにこのカレーを煮る寸胴鍋は弊社の○○という製品です。」
ここでのポイントです。
・「最後まで聞いていればカレーが食べられる」というワクワク感を出す
ワクワク感を持たせることができれば、もうこちらの勝利です。
来場者が立ち去る可能性はグッと下がります。
③レシピの説明+自社製品の特徴を伝える
例)「さて…カレーはルーを入れるタイミングが重要です」
「そして煮る時にはいくつかのポイントがあります」
とレシピを伝えながら
「では、このカレーを煮ている寸胴鍋の特徴をお伝えします。」
「じゃがいもなどの固い食材でも、中まででうまみを通すことができます」
「なぜそれが可能かと言いますと…」
と、自然な流れで製品の特徴を伝えます。
ここでのポイントは
・試食を待っている間に自社製品を記憶させる
です。
・なぜこの製品が良いのか
・自社ならではの特徴
・どんなメリットがあるのか
ワクワク感を消すことなく、これらを伝える時間を確保することが重要です。
「この製品だから美味しくなる」ことを来場者に意識させましょう。
④試食を出して、食べ終わるころにアンケートを取る
例)「ではお待たせしました、皆さんにお配りします!」
「いかがですか?特に注目していただきたいのは、ジャガイモへの火通りです。」
「柔らかいと思いませんか?弊社独自の寸胴鍋がこの味を可能にしました。」
「このように食材への火通りが良い調理器具を、弊社は開発しております。」
「最近は福祉施設や病院などにも使われ始めております。」
「食べ終わった方は、弊社スタッフにごみをお渡しください。」
「なおその際にアンケートのご記入をお願いしています。よろしくお願いいたします。」
この時のポイントです。
・自社の特徴をもう一度認識してもらう
・どんなところで使われているかを伝える
・立ち去られないように、アンケート用紙を渡す
・アンケートに見込みがあるかどうかの判断項目を入れる
です。
アンケートに関しては、例えば
〇事業内容
・外食産業
・病院・福祉
・ホテル・宿泊施設
・その他
〇なぜ興味を持ったのか?
・情報収集
・自社の厨房機器に問題がある
・新しい厨房機器を探している
・その他
などの選択項目を作ります。
これだけでも十分、見込み客かそうでないかは分けられると思います。
見込み客ではない来場者もかなり入ってくるとは思いますが、これはもう仕方ありません。
見込み客以外は、「サクラの役割だ」と割り切るくらいでちょうど良いです。
また食材によっては、ごみを渡すタイミング以外に、アンケートを取る方法が変わってくると思います。
どのタイミングが良いのか?は、自社でよく検討する必要があります。
これを参考にして、私も同じように、
デモ→試食→アンケート
の形で実践してみました。
結果は…人が集まり、アンケートをたくさん取ることができました。
この結果からも
「試食」は前よりも後が効果的
ということが言えると思います。
食品系企業の方は、是非参考にしてくださいませ!
では次回もまた、食品系展示会の名刺獲得へつなげる方法を書いていきます。
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