展示会プレゼンの失敗から学ぶ「知りすぎた罠」
展示会担当者の方の為の展示会プレゼン成功法
展示会でプレゼンを導入されている方、プレゼンが聞いてもらえない!
という企業様は必読です。
<目次>
<来場者が離れていく理由>
<来場者の立場で考える>
<注意点と解決方法>
「展示会で集客UPのために、ブースでプレゼンを行う」
そんな企業様も多いと思います。
そんな企業様に代わって、私もプレゼンを行っておりますが…
実は先日、その展示会プレゼンで失敗をしてしまいました。
その失敗事例から、
「展示会プレゼンでこれをやってしまうと集客できない」
を知る機会になれば嬉しいです。
<来場者が離れていく理由>
今回の展示会は、MCとしてリピートを頂いている排水処理メーカーの「中川化学装置」さん。
プレゼン内容は、排水処理業界に起きている問題点について、「ニュース形式」でお伝えしていくもの。
今回で4回目を迎えます。
4回目ともなるともう慣れたもので、会社や製品の特徴を、以前より簡単に伝えられるようになっていました。
しかし、
そこに落とし穴があったのです…
僕は「今回も同じように進めれば大丈夫!」
そう思っていました。
ところがプレゼンを始めてみるものの、途中から離れていく人が多い…
なぜだろう…?
今回の展示会はターゲット層が少ないのかな?
場所が良くないのかな?
色々な原因を探りました。もちろん上記の要因も考えられます。
しかし!
一番の要因は自分にありました。
それは…
プレゼンが長い!
ということです。
<来場者の立場で考える>
以下は、プレゼンの途中で離脱されてしまう主な原因です。
①自分には関係が無いと判断された
②話が難しくて理解してもらえなかった
③つまらない、飽きられた
①は展示会という場所柄仕方ない部分があります。
問題は②と③です。
僕自身、展示会プレゼンで大事にしていることがあります。
・わかりやすく
・シンプルに
・短時間で伝える
の3つです。
しかし今回は、中川さんの展示会も4回目。
「慣れている」「内容をある程度理解している」という自分に、
「ちゃんと説明すれば、来場者は足を止めてくれる」という慢心があったのでしょう。
結果的に、来場者の立場でプレゼンができておらず、
長々と説明をしてしまっていたのです。
そして
「よく分からないし、もういいや」
「話長いわ~次行こ」
となり、プレゼン途中で離脱されてしまった訳です。
それを中川さんのスタッフさんから
「岩下さん、なんだか今までと違って一生懸命説明しようとしていますよ」
と指摘を頂いてやっと気づきました。
「前はお客さんのこと見ながら、余裕がある感じでしたけど、今回は周りが見えていないのでは?」
ともご指摘がありました。
そう、以前は周りも見ながらお客さんと目を合わせ、対話をするイメージで進めていたが、それも皆無。
慣れや知りすぎ、というのはとても怖いものです。
「あれも言わなきゃ」「これも言わなきゃ伝わらない!」
と思ってしまい、このようなことになってしまいました。
来場者からすれば、
「他も見るから、簡単に何が良いのか教えてくれ」
という気持ちなのです。
それを完全に無視していたわけですね。
ああ、反省…
<注意点と解決方法>
展示会プレゼンは
・難しくわかりにくい
・長い
・一方的
だと人は立ち止まりにくいです。
読んでいるあなたも、会社の製品に詳しいと思います。
だからこそ、注意してほしいのです。
・専門用語連発していませんか?
・まわりくどい説明になっていませんか?
・あれもこれも、とモリモリのプレゼンになっていませんか?
上記のようにならないために、プレゼンを行う前に、以下の事を実践すると良いでしょう。
・社外の人や違う部署の人に一度聞いてもらう
・自分のプレゼンを撮って見る
・身内に聞いてもらう
一度客観的に見る、というのが大事なんですね。
私も最高の素人である「嫁さん」に聞いてもらっています。
今回は「慣れ」もあって、しっかり意見を聞いていなかったことも失敗の原因でした。
これまた反省点ですね。
嫁さんは偉大です(笑)
展示会のプレゼンは伝えすぎに注意!
と日ごろ自分で言っていたのに罠にはまりましたので、皆様もご注意を!
あ…もちろん、プレゼンは現場でシンプルバージョンに修正して、人だかりは作りましたよ(*^-^*)
岩下の展示会MCに興味がある方はこちら
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