展示会のプレゼンはなぜ聞いてもらえない?
☆本日の目次☆
◆TVだって展示会のヒントになる
◆プレゼン+○○の掛け合わせ
◆プロMCならではのエンタメ性
◆プレゼンの離脱を抑える秘密
◆マーケティング戦略と企画力を上げろ!
さて前回は
「おどかし系」
のプレゼンを
どうやって伝えていくのか、
という話を書きました。
答えは…
ヒムロックでいく!
…ではなく(笑)
新聞のパンフレットを使い、
それに合わせた
ワイドショー形式のプレゼンを
展開するということでした。
前回見逃した方は
こちらをご覧ください。↓
そして今回ひも解いていくのは、
プレゼンのどの部分から聞いても
ターゲット層が気になる内容だった
という部分ですね。
そもそも展示会のプレゼンって
なんでここまで
聞いてもらえないんでしょうね~?
そのあたりのヒントも
盛りだくさんの内容だと思いますよ!
是非読んでみてくださいね(^.^)
ではまいりまひょ~!
◆TVだって展示会のヒントになる
今回のプレゼンは
先ほどお伝えした通り、
ワイドショー形式。
ちなみにあなたは
「ワイドショー形式のプレゼン」
と聞いて、
どんなものを想像しますか?
今回私たちが企画したのは
「今日の朝刊一面記事」みたいな、
朝番組で新聞を解説していく、
あれのイメージです。
「さて、今日の一面がこちらです~」
と紹介したら、
新聞記事がアップになり、
重要な部分は赤字になっている…
それをキャスターが読み上げ、
その後に
コメンテーターへ意見を求める形。
たぶん、
あなたも見たことあるでしょう?
TV番組などは
エンタメの勉強にちょうどよいですよね(^.^)
僕も同様に、
キャスターになり、
赤字の新聞記事をアップして、
読み上げていきました。
まさに朝のワイドショー。
しかし、
ここで気を付けたことがあります!
それは…ただ新聞を画面にバン!
とアップするだけにしなかったこと。
ではアップする以外に何をやったのか?
気になりますよね?
◆プレゼン+○○の掛け合わせ
それは、画面をアップすると同時に
「ジャジャン!」
という効果音を入れました。
これは音の効果です。
もちろん、プロMCの私ですから、
マイクを通して話し始めると、
人はある程度振り向いてくれます。
でも、
展示会会場でマイクを持って話す人…
というか、
それを実践しているブースは
ほかにもありますよね?
なので、
とびぬけて目立つわけではない。
そこで、この音を足したわけです。
MC+効果音
これがね~
かなり効果あるんですよ!
まさに現代は
掛け合わせの時代。
これが重要になってくる。
まず、ですよ……
TV番組のような
音だしをしているブースは
あまりないでしょう?
ジャジャンッ!
という音で
「ん?なんだ?」
と来場者は思う!
その音のあとから
僕のトークを入れる。
「まずはこちらの記事からいきましょう!」
と話し始めると、
来場者が
「おお?ワイドショーか?
なんだろうな…
珍しい、見てみるか~」
となるわけです。
これがまず
注目度を上げた一つの戦略。
◆プロMCならではのエンタメ性
そしてもう一つ、
ワイドショー形式で必要なもの。
それは、コメンテーターの存在。
キャスターの僕が読み上げたあと、
それについて解説をしていく
コメンテーターをどうするか?
……ちゅう話ですよ。
この案…実は、
プロジェクトが動き出した
最初の段階からあった!
社長やスタッフの方に
インタビュー形式で質問を投げかけ、
それに対して答えてもらおうか…
となってたんですね。
事実、
このようなかけ合いスタイルを
実践しているブースは
ひとだかりができやすく
客足も止まっている傾向にある。
しかし、これを実行するには、
出展する側(社長やスタッフ)にも、
演出に対して
時間を取ってもらう必要があり、
少々負担になるわけです(^_^;
そこまでの時間を取るのは
現実的にむずかしい…
そこで僕は
「自分でコメンテーターもやっちまうべ~」
と決断。
プロのMCだし、
そのあたりの場面チェンジや
メリハリをつけられる
自信はありますしね(^O^)v
だからといって、
自分で記事をしゃべり
「ではコメンテーターの岩下さん、
解説をお願いします」
と、また自分で解説する一人二役は
ちょっと見た目的にも変(笑)
そこで、自ら自然に
解説を加えていく方法を
選択しました。
まず、
新聞記事のなかで
赤文字になっている
問題点の部分を
「ジャジャン!」
とピックアップ。
「さあ、こちらの記事、
読んでいきましょう」と
キャスターとして読み上げる。
読み上げたあとは
「…という内容ですが…」から
「では、この記事の内容、
どういうことか
解説していきますね」
というスタンスで、
新聞記事とは
別のスライドを使いながら
自ら解説。
このスタイルであれば、
新聞記事→解説スライド
キャスター→コメンテーター
の一人二役の流れが
自然にできていて、
エンタメ性をずっと維持することで
離脱をおさえます。
さらに離脱をおさえるために
このプレゼンの
クオリティーを上げました。
どいうことか?
◆プレゼンの離脱を抑える秘密
それは上記の、
新聞記事→解説スライド
キャスター→コメンテーター
のパターンを4つ作ること。
流れとしては
①問題ピックアップ
②なんでこんなことになるのか?
③解決方法
④簡単なまとめ
この4パターン作り
繰り返したのです。
ここも簡単に
ひも解いていきますね。
まず、プレゼン途中で
ブース前を通った人は
ジャジャン!に気づき
「おっ?」
と思います。
そして記事にピックアップされた
問題点の中には、
中川化学装置さんから
時間をかけてリサーチした、
排水処理施設を
必要な企業が抱えている悩み、
なかでも
特に重要な部分
を入れているので
必ず聞いているがわの
心に刺さるキーワードになっている。
ここまでが①
そして①の問題は
なぜ起きているのか?
その問題や悩みをどう解決し、
それを実行し解決された企業側には、
どんなメリットが得られるのか?
というものを解説。
ここが②と③
このあたりから聞きはじめた人は
こちらからメリットを提供しているので
心に刺さりやすい。
もちろん、
関係のない人は立ち去るだけだが
排水処理に関係がある人は
「うちの会社も
排水処理施設に対して
楽になれるかも?」
と、メリットを感じる
可能性は高い。
ここまでを4パターン繰り返すと
4つの気になるキーワード、
問題点かメリットに心が動いた人は
残りやすくなるわけです。
そして最後は
「簡単に言います!
これだけ今日、
覚えて帰ってください!」
と解決方法を伝え、
それが実現すれば
「御社にこんな未来が訪れます」
と未来像を語る。
これが④
スライドを見ているうちに
問題とメリットをとらえ、
最後は端的にそれをきざみ込み
名刺交換まで残ったのです。
さらには、人が人を呼ぶ、
のは世の常。
「なんだ?なんだ?」となると
10人が20人、
30人となる。
エンタメ性があり、
そこで足を止めて、
さらに自社に気になる問題点、
メリットが一つでもあれば、
興味のある来場者が残る。
離脱率の低い理由、
ターゲット層がどこから聞いても、
気になる内容だった理由は
エンタメ性を全体的に入れることと、
重要な問題点と
メリットを所々にちりばめること
でした。
◆マーケティング戦略と企画力を上げろ!
今回の内容は
(全体的にいつもそうですが)
MCの目線で書いています。
もちろん、
大事な部分ではあるのですが、
もっとプレゼンや集客レベルを上げるには、
マーケティング戦略と企画力が必要です。
そこでこちらのブログをお勧めしています。
パートナーである企画プランナーのブログ。
マーケティング戦略がよくわからなくても
とてもわかりやすく書いていて
必ず展示会出展の際のヒントになります。
是非一度ご覧ください!
ブログはこちら↓
さて残るは、
●クライアントの工場に行って、
丸一日の取材、
数回の打ち合わせを重ねて、
クライアントの想いを共有していた。
という内容と
●プレゼン後のアクションを作っていた。
またそれを状況に合わせて修正した。
の部分ですね。
次回は一つ目の
クライアントの工場の視察
についてひも解いていきましょう!
このシリーズもいよいよ後半戦です!
次回もお楽しみに~(^_^)
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