集客に悩んだ場合は、足が止まるための流れを作れ
☆本日の目次☆
《見込み客の足を止める秘密》
《試食、試飲が可能なブースはビッグチャンス》
《試食と製品をコラボさせる方法》
《声、モノ、人のバランスが足を止める》
《仕事の醍醐味は同じ》
前回は来場者の足を止めるために、フリップを使用することを書きました。
そしてそれを使用することによって、ある奇跡が起きる。
その奇跡とは何か?
その時の全体の流れを書いていきます
《見込み客の足を止める秘密》
今回書かせて頂いている展示会出展社は、ある食品の専門オーブンを製造・販売されている企業さんです。
詳細は書けませんが、業界でもかなりの分野に特化していて、とても魅力ある企業さんでした。
私はその企業さんのオーブンの特徴を常に連呼していました。
そして、私が連呼をしている隣ではスタッフさんが試食を来場者に配ります。
やはり試食には魅力を感じるのか、手に取って食べる方が結構いらっしゃった。
そして、ここに一つのポイント(戦略)が生まれます。
それは…
パンを手に取る=一瞬足が止まる
試食のバスケットに手を伸ばし、その中から食品を手に取る瞬間はどうしても足が止まる。
素通りされるのが当たり前の展示会で、
来場者の足が止まるということは大きなチャンス
なのです。
《試食、試飲が可能なブースはビッグチャンス》
これはデパ地下などの試食でもよく見る光景ですね。
自分がデパ地下に行って、美味しそうなものがあると足を止めて、その販売員の話をついつい聞いてしまう。
これは相手の戦略が見え見えでもやってしまう行動です。
これを使わない手はない、と私は感じました。
《試食と製品をコラボさせる方法》
食品を手に取り、足を止めた来場者に説明を始める。
「この食品は、後ろにあるあのオーブンからできたものです!」
→後方のオーブンをさし棒で指す。
「簡単に特徴を申し上げますと…」とここでフリップの登場。
パンを食べながら、一人、また一人とフリップに注目。
「なんだ?なんだ?」と
人が人を呼び、後方になんと
10人くらいの人だかりが出来るようになりました!
そう、ついに展示会を始めてから初の人だかり!
数枚の手作りフリップが奇跡を起こした瞬間でした。
《声、モノ、人のバランスが足を止める》
当初は声だけで人だかりを作る予定でしたが(笑)、1日半かけてフリップを使ったことでようやく形になりました。
食品を提供→足が止まる
→説明が出来る&聞いてもらえる
→人だかりを見て、他の人も足を止める
→さらに聞く人が増える
→人の記憶に残る
→興味を持ってさらに詳細を聞きたくなる
→購入を検討する&購入する
少しの工夫で、この流れが出来上がったのです。
もちろん、他に目的がある方もいらっしゃるので、そこから立ち去る方もいますが、
聞いていただいた方にはフリップである程度説明ができました。
その後に、
「ご興味ありましたら、ブース奥のオーブンに触れてください。」
「そして、詳しくはスタッフまでお尋ねください」
とご案内を入れ、そこからスタッフさんと話をされてから名刺交換、という流れが出来ました。
「岩下さん、さっきのパターン良かったですね!人だかりになってましたよ!」
とスタッフさんからもお声かけ頂いて、とても嬉しかったことを覚えています。
《仕事の醍醐味は同じ》
1日目は…
「素通りの連続」でした。
そしてこの2日目は
「10人ほどの人だかり」ができました。
そして展示会後、
「1台売れました!」
と嬉しいご報告がありました。
決して安くはないオーブンでしたが、本当に貢献できたことが何よりの喜びでした。
展示会のデビューはほろ苦さもありましたが、成長にもつながる出来事が沢山あったと思います。
この記事は2015年8月に書かれました。
現在はこれらの経験を生かし、食品展示会の成功ノウハウを載せております。
〇【食品系展示会で見込み客と名刺交換する方法】はこちら
〇【食品系展示会でブースを賑わせる方法】はこちら
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