自社を見直し、展示会で選ばれるための5つの方法
☆本日の目次☆
《声の業界と御社製品の問題点をリンクする》
《昔、求められていたコンパニオンのチカラ》
《情報の時代、あなたのブースは選ばれる?》
《あなたは面倒くさいと思われていないか?》
《展示会ニーズを無視した私の失敗》
《「良い製品」という大きな落とし穴》
《あなたは原点に戻る必要がある》
《本日のまとめ》
またか、
と言われそうだが、
見てきた現実がそうなのだから仕方がない。
今回の内容だが、
MCならではの目線で
ナレーターコンパニオンについて
書かせて頂く。
《声の業界と御社製品の問題点をリンクする》
MCやナレーターの「声」というのは
私の業界からすれば
「商品」になる。
今回、
ナレーターコンパニオンについての内容だが、
私たちの「声」という商品を
あなたの会社の「製品」
として置き換えて読んで頂くと
御社製品が同じような状態になっていないか
というあぶり出しが出来ると思う。
更に、その製品が受け手に
どんな未来をもたらすのか
というヒントになるだろう。
「声」と「製品」
リンクした内容で進めていく。
少しお付き合いを頂きたい。
これまでもう何度も書いてきた、
展示会で機能していないコンパニオン、
聞いてもらえないナレーターコンパニオン。
展示会に出展したことがあるあなた
もしくは来場経験があるあなた
この聞いてもらえない状態に問題あり
と感じたことはないだろうか?
《昔、求められていたコンパニオンのチカラ》
コンパニオンが活躍をはじめたのは
1970年頃。
万博の説明員として
語学力に長けた女性が
花形の接客要員として立ち始めたことが
始まりと言われる。
万博という新しいモノが登場するなか、
それを求める来場者であふれていた。
一般人に向けて
一つ一つ丁寧に、
華やかに説明をする人材が
求められていた時代だと言える。
そして近年
私が毎度、展示会の研究に足を運び、
ブースで見かけるのは、
いい声で喋っている容姿端麗な
ナレーターコンパニオンのプレゼン。
ナレーターなのだから、
当然、語学力やトーク力にも
優れている。
彼女たちも普段から美容に気を遣い
声のトレーニングをして
良い仕事をしようと一生懸命だ。
そこは以前と変わりはないと思う。
だが、残念なことに
来場者の聞いていない確率はかなり高い。
ここが昔とは違う。
展示会に足を運んだことがあるなら
ピンとくるだろう。
正直、同業者目線で
かわいそうだな、と感じている。
では、なぜ聞いてもらえないのだろうか?
《情報の時代、あなたのブースは選ばれる?》
ちなみにあなたはご存じだろうか?
10年前に比べて、
現在の情報量というのは
何倍に膨らんでいるのかを?
私も人に聞いたのだが、
正解は
500倍以上だ。
1970年代からするともっとだろう。
これだけの情報社会である。
来場者はわずか数秒で、
目、耳をフルに使って
ブースの様子を見ながら
取捨選択をする。
展示会の現場では
わずか数秒で
御社のブースは判断されている。
《あなたは面倒くさいと思われていないか?》
話を戻す。
ナレーターコンパニオンの
プレゼンテーション。
それを見た来場者というのは
「いつもの長い説明か」
とすぐに選択の枠から外す。
しっかり聞いてもらえるようにと
椅子をブース内に用意したり、
呼び込みをかけているが
最終的に、ごくわずかの来場者とスタッフが
サクラのような雰囲気で座っている。
そこにむなしく響き渡る
ナレーションの美しい声。
意味がない。
先ほども書いたように、
来場者は取捨選択をしている。
まず
ゆっくり見ている時間はない
ということ。
そして
いい声、素敵な女性を求めていない
ということ。
更に、プレゼンの後は
お決まりのように
アンケートや名刺交換になるから
面倒くさい
というデメリットがついてくる。
ナレーターコンパニオンの
声が決して悪いわけでもなく、
説明が下手なわけではない。
ここでの「声」という商品に
問題があるわけではないのである。
ただ、その「声」と「パフォーマンス」の商品が
来場者に求められていない
という単純な話なのだ。
いわゆる
ニーズがない状態。
そして
「面倒くさくなる」
というデメリット付き。
求めるものがなく
面倒くさくなる。
あなたはこの状態で
「ブースに入りたい」と思いますか?
ニーズがないと
相手の懐には入れないのである。
《展示会ニーズを無視した私の失敗》
実は私も失敗例がある。
去年の展示会デビューの時、
大声を張り上げて
「この会社の製品すごいんです!聞いてくださいっ!!」
という感じでMCをしていた。
結果は一瞥されて素通り。
当然である。
ただの
「売るのに必死なあんちゃん」
と分別されたわけだ。
また「元気な声」「パフォーマンス」
という商品は求められていない
ということだった。
来場者は自分にメリットがないと
足を止めてはくれない。
いかにニーズを掘り下げるかが
展示会では重要なのである。
《「良い製品」という大きな落とし穴》
結論を言うと
ナレーターコンパニオンの
「声」「パフォーマンス」
という商品は
「良い声」
「良いパフォーマンス」
では売れないということになる。
いくら美味しい豚骨ラーメンが作れても
あっさり系のしょう油ラーメンを
求めている人に提供して
反応がないのと同じ。
良い製品、サービスだけでは
売れない時代なのだ。
話を戻すが、どうすれば、
これらの「声」という商品が
機能していくのだろうか?
それはやはり
来場者の目線に立つ
ということだろう。
受け手のニーズを知ることだ。
以前にも書いたが、
ナレーターやMCからの
プレゼンテーションで不満を感じている
来場者の意見がこれだ。
「プレゼン時間を勝手に決められ上から目線でイヤ」
「15分も聞いてられない」
「希望したときに2~3分でやってほしい」
決して
「いい声で聴いていたい」とか
「綺麗な女性がいい」
などの意見はない。
これらのニーズをふまえ
私は2~3分のオリジナルプレゼンで
MCを展開している。
おかげさまで
大変好評を頂いた。
ニーズに応えられたということだろう。
(2分プレゼンの詳細はこちら↓)
展示会では来場者の立場に立つ。
どの世界でも
製品やサービスを提供するときには
まず、相手のニーズを知る
ということである。
《あなたは原点に戻る必要がある》
そもそも、
御社の製品やサービスは
誰かの
何かの
悩みを解決する
ために開発されたものであるはず。
その原点を今一度思い出し、
あなた(御社)独自の強みを知り、
手にする人のニーズを知る。
そして、ニーズに合うところに提供していけば
受け手側も与えて側も
お互い笑顔でいることができる。
展示会の現場も
製品・サービスの提供も
基本は同じだ。
以下の5つのまとめを
心にとどめてほしい。
《本日のまとめ》
■「声」(御社の製品)がなぜ求められないのか知れ!
■「ブース」(御社の製品)は取捨選択されている!
■ニーズがわからないと受け手(見込み客・クライアント)の懐に入れない!
■受け手(見込み客・クライアント)のニーズを知れ!
■原点回帰で自分(自社製品)を見直せ!
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