展示会MCとして自爆したスタート、ビッグマウスで大失敗
※この記事は2015年7月時点の記事です
☆本日の目次☆
《展示会MCのきっかけ》
《展示会のシナリオ作り》
《ブース前のトーク》
《デモンストレーションは強い》
《展示会でMCは要らないのか?》
《展示会MCのきっかけ》
きっかけは、単純なことでした。
MC・ナレーターの仕事を始めてから展示会に行く機会がありました。
そこで感じたことが以下の内容です。
「なんだ、お姉さんが話してるけど、だれも聞いてないじゃん!」
「自分だったら、聞かせることできるぜ!」
・コンパニオンナレーターがプレゼンを実施
・ただ誰も聞いていない
・自分だったらもっとお客さんを止めることができる
このような事を考えました。
それから
「ブースに集客できるMC」
というキャッチコピーをつけて、出展予定の企業へDMを送りました。
「あなたのブースの集客をお手伝いします!」と。
そして、それを見たある企業様からお電話を頂き、意外にも早く展示会MCのデビューになりました。
《展示会のシナリオ作り》
そしてその企業様へ打ち合わせに伺い、
「もうお任せください!」
「必ず声だけでお客様の足を止めてみせます!」
と、当時は自信満々でした。
「それならちょっとお願いしようか」と契約に発展。
そこから打ち合わせで製品の特徴などをヒアリング。
アピールポイントや魅力を原稿に書き起こし、どうすれば人に伝わるかを熟考しました。
そしていよいよ展示会当日を迎えますが…
《ブース前のトーク》
「さて皆さん、ちょっとこちらにご注目を!…」
「皆さんは○○というものを知っていますか?それは…」
道行く人の足が止まる。
こちらを見ている。
…が!しかし!
「ん?なんかあの兄ちゃんが叫んでるぞ?ま、いいか」
そんな表情で一瞥したあとは違う方向へ流れていくのです。
それでもなんとかすべてのフレーズは言わなければ…
必死で製品の魅力を話続けました。
しかしどんどん素通りされ、自分の声だけが響き渡ります。
《デモンストレーションは強い》
「岩下さん、ちょっと止めましょうか」
担当スタッフさんから止めが入る。
「ちょっとこの形は厳しそうですね…」
担当スタッフさんにも周りの営業スタッフさんにも、
とてもじゃないが目を合わせられませんでした。
これじゃ、以前見たMCと変わらない。
いや、それよりもひどいかもしれない…
僕はパニックになりました。
何から手を付けていいのかわからないのです。
途方に暮れているときに「ちょっと他のブースとか見てきたらどうですか?」
と担当スタッフさんからアドバイスを頂きました。
何もアイデアが浮かんでこないので、気分転換も兼ねて、MCが付いていて行列ができているブースに向かいました。
行列が出来ているところは、主にデモンストレーションを行っているブースが目立ちます。
特にしゃべりが上手いわけではなく、たぶん社員さんを使っているところもあったでしょう。
・実演的な動き
・インタビュー形式
以前からの展示会リサーチで、動きが入ると人は止まりやすい、と知っていました。
ただ、
「自分のトークだけで来場者を止める」
という形で謳っていましたから、何とかそれで結果を残さねば、と考えていました。
《展示会でMCは要らないのか?》
結局アイデアも何も浮かばないままブースに戻り、プレゼンでしゃべる予定だった原稿を持ち出してブース前でトークしてみます。
しかしやはり人は止まらない…
「デモンストレーションとかやっていれば、別にMCはいらないのかも…」
そんな自分の必要性まで疑うようになっていました。
「もう帰りたい…」という超ネガティブな考えがちらつき始めていました。
そんな中、それまで何も言わなかった社長が口を開き、私にこう言ったのです。
その一言とは…
次回
「社長の一言で動き出した展示会MCのヒント」
こちらをお届けします。
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